Placeholder image

第44番札所

こもりぶちびしゃもんどう

篭渕毘沙門堂

●住所:長崎県五島市篭渕町
●本尊 毘沙門天
●真言
 おん かかかび さんまえい そわか

◆手洗い/有、トイレ/無、駐車場/無 ◆場所
GS横の交差点を脇道に入って、道なりに行くと途中で右に曲がるのだが、間違えても右手を見ていれば鳥居が見えるので分かる。
◆行事:おとや(新)9月1日、2日
以前は一人の女性が長い間お堂のお世話をしてくれていましたが、高齢となって現在は養護施設に入っていますので、今は地区の役員がお堂のお世話をしています。役員は2人で2年交代、1人が1年間受け持つと後1人が残りの1年間を担当するようになっています。役員がお盆と正月にはお堂の飾りつけに行きます。町内の人で毎月お参りに行っている人もいます。 4月21日のお大師さんの日には特別なことはしていません。新の9月1日と2日は「おとや」(お通夜と書いて「おとや」という)の祭りだそうです。昔は地区のみんながお堂に集まってにぎやかだったそうです。9月1日は役員が集まりますが、2日は昼に明星院の住職に来てもらって拝んでもらいます。

この地区は「上の村(うえんむら)」と「下の村(したんむら)」に分れていて、それぞれの村で綱を作り、2本の綱を1つにして、正月3日には綱引きをします。終わってから「上の村」が作った綱は毘沙門堂に、「下の村」が作った綱はヤマズミの神の神社に納めます。綱引きは公民館の前の道で行われるということです。山の神の神社のお祭りは7年祭といって7年ごとに行われます。

◆名所・旧跡
*毘沙門天
日本では一般に革製の甲冑(かっちゅう)を身に着けた武将風の姿で表される。宝棒(仏敵を打ちすえる護法の棍棒)と宝塔(円筒形の塔身に平面方形の屋根を持つ一重塔)を持つ。無病息災、財福の神(福の神)。七福神の1つ

*大山祇神社
オオヤマツミの「ツ」は「の」、「ミ」は神霊の意なので、オオヤマツミは「大いなる山の神」という意味になる。また別名を和多志大神といい、「わた」は「海」の古語なので海の神を表す。すなわち山、海の両方を司(ちかさど)る神ということになる。ニニギノミコトはオオヤマツミの娘であるコノハナサクヤヒメと結婚する。このときオオヤマツミは姉のイワナガヒメを一緒に送った。イワナガヒメは容姿が醜いので送り返された。その時オオヤマツミが「イワナガヒメを添えたのは天孫が永遠でいられるようにと誓約を立てたからで、イワナガヒメを送り返したことで天孫の寿命は短くなるだろう」と言ったといわれる。ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの子孫から第一代の天皇である神武天皇が生まれたということになっている。

Placeholder image

Placeholder image
Placeholder image
Placeholder image
Placeholder image
Placeholder image
Placeholder image
Placeholder image
Placeholder image
Placeholder image