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第88番札所

みろくざん かんのんいん だいほうじ

弥勒山観音院大宝寺

●住所:長崎県五島市玉之浦町大宝631
●TEL 0959-87-2471
●本尊:聖観世音菩薩
●宗派:真言宗
●真言
 おん あろりきゃ そわか

◆トイレ/有、駐車場/2台◆場所
玉之浦方面に向かう分岐点で右手に行くと玉之浦方面、坂を登ると富江 方面、そして真っ直ぐ坂を下ると札所に向かう。旧小学校前に分岐路が あり、そのどちらに行ってもその突き当りを曲がると札所に着く。第八十七番札所と同じ場所にあり。すぐとなり。

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◆歴史
昔、西天竺のマガタ国より不須(ふすう)仙人がやって来て、エンダゴンという金属で鋳造されて「聖観世音菩薩」を奉持し玉之浦笹海(さざめ)の小高い 丘に祀って「観音院」と称したことが伝わっている。
この聖観音像は、信濃の善光寺、東京浅草の観音とともに日本三大秘仏のひとつと言われている。震旦の国(現在の中国)から道融和尚が三論宗を広めるため来朝する際、大宝の浜に漂着してしばらくこの地に留まった。やがて持統天皇は勅許を持って七堂伽藍をこの地に建立し、ここに三論宗弥勒山大宝寺が開創、道融和尚が開山の師となった。701年のことである。
ところが806年中国からの帰途、大宝の浜に漂着した空海は我が国初めての真言密教の講演を大宝寺で行い、三論宗を真言宗に改めさせたのである。このため、真言宗総本山の高野山に対し、大宝寺を西の高野山と呼ぶようになった。
◆特徴 猿の彫刻※1
本堂内陣天井の一隅にある。左甚五郎の作と伝えられている。

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梵鐘※2
1375年播磨(現兵庫県)の国多賀郡西林寺の僧増進が渡唐に際して、航海安全を祈願して寄進したもの。高さ95.5cm、口径56cm。県の有形文化財指定(昭和39年)。1944(昭和19)年、全国名寺院の釣鐘が武器を作るという軍の指令で供出させられたが、大宝寺の釣鐘は国宝級の値打ちがあるとして免除されたという。
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大師堂
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国道384号線との分岐点