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第76番札所

せいりゅうざん みょうせんじ

青龍山妙泉寺

●住所:長崎県五島市富江町松尾1667
●TEL 0959-86-0028
●本尊:地蔵菩薩
●宗派:真言宗 御室仁和寺末寺(おむろにんなじまつじ)
●真言
 おん かかかび さんまえい そわか

◆トイレ/休憩所にあり、駐車場/5~6台 ◆場所
富江から玉之浦方面に向かうと富江高校前にRICというコンビニがある。そこを右に曲がると交差点があり、左に左に曲がり溜池を越えると山の麗に屋根が見える。

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◆歴史
1603(慶長8)年創建された。五島富江藩ができる と盛清公は当山を信仰して祈願寺とした。
◆特徴
・山号「青龍山」の由来:青龍とは古来瑞兆とされる。龍は雲を呼び雨をもたらすといわれ、青龍山の山頂にて雨乞いの祈願を行なっていた。山頂には「青龍山」と刻んだ石碑があり、以前は木造の建物の中に小さな石の祠(ほこら)が祭られていたが、現在は木造の建物は朽ち果て、小さな石の祠だけがある。参道の上三分の一くらいは傾斜が急なため石段を積んである。
・毘沙門天:本堂裏に毘沙門堂がある。毘沙門天とは仏教 の守護神。四天王の一神で、北方の世界を守護する。一般に右手に宝棒、左手に宝塔を持つ姿で表され、七福神の一つとなる。多聞天(たもんてん)ともいう。 ・境内の安置物:88体の石仏※1 、大師銅像、水子地蔵、 仏足石

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◆豆知識
・「女島近海遭難死者碑」※2 :明治40年建立。明治39年10月24日の台風で女島での遭難者740名の名前と出身地を刻んだ供養碑である。名前は富江村(当時)出身者のみ記入し、他村のものは出身地と人数を刻んでいる。男島の千人塚は遭難慰霊のために当寺の稲生覚應(いなおかくおう)が築いたという。新田次郎の小説「珊瑚」は明治39年の遭難を題材にしたものである。只狩山にサンゴ碑がある。
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*2012年11月に火災で本堂と毘沙門堂を焼失して、現在は仮の本堂に本尊などをおいて参拝客に対応している。
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焼失してしまった本堂
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