●住所:長崎県五島市大荒町
●本尊:地蔵尊
●脇仏:お大師様、阿弥陀如来
●真言
おん かかかび さんまえい そわか
◆トイレ/無、駐車場/無
◆場所
第11番札所横の交差点を市街地(市役所)と反対方面に向かうと目の前に肉屋さんがある。そこの右手に入り、しばらく道なりに行くと小田という集落になる。道沿いにいくと、公民館が文岐路にあるので左側に行けば、交差点の左側に札所がある。 ◆行事:おやと 9月15日
お地蔵の日 9月23日
施餓鬼 8月11日
地蔵堂のお世話をするために「じぞ帳」というのがあって、これに名前が書かれており、この名前の順番にまわすようになっています。順番が廻って来ると、朝ご飯をあげたら夕方下げて、次にまわす。このじぞ帳はずっと昔から小田に住んできた者だけに、それも本家を継いだものにのみまわすそうです。本家しかまわらないので、地区の本家が多かった時代は2,3か月に1回廻って来ていたのに現在は本家も少なくなり、月に1,2回廻って来るようになっているということです。
新の4月21日には数年前まではお接待もしていたそうです、が担当する人たちが亡くなったり高齢になったりしたので今はしていません。でも、その日には付近の人たちがお堂に集まってお供えをしたり、お話しをしたりしているようです。そして、お参りに来てくれた人たちには買ってきたお菓子を袋に詰めてあげています。
9月15日は「おとや」、9月23日は「お地蔵の日」といって、10数名がもち米の団子を作って集まり、それをお供えしてお話しをしています。向って右側の仏様3体(黒色のほとけ)は盛興寺から持ってきたといわれており、8月11日には清浄寺から住職に来てもらい、施餓鬼をおこなうということです。