◆五島88ヵ所のお参り作法 1.山門にて、合掌し一礼 仏様が山門前まで、お迎えに来て下さり、帰る時に は見送ってくださっていると言い伝えられている。。 2.手洗い まず右手で柄杓を持って左手を洗い、次に左手に持って右手を洗って手を清める。水道水の場合は口も清める。 3.本堂にお参り 4.ロウソク1本と線香3本に火を灯す。 ロウソクの明るさが「仏の知恵」を表し、熱が「仏 の慈悲」を表す。お香の煙は仏の食べ物を意味し、煩悩を消し去り、心を清浄にする。読経の前、本堂と大師堂に供える。 ※数珠は、右手の中指と左手の人差し指にかけます。 真言宗では念珠とも呼ばれる。 (数珠を持つときは親玉を上にして左手に持ち、首から掛けない。) 5.納札をします。 (お札は修行者が行の証に行場に残していきます。五 島八十八か所ではお堂の壁に貼らずに朱印の箱など に納めてください。) *ロウソクの火は必ず消してください。 6.合掌(がっしょう) 胸の前で合掌、礼を一回すればよい。口でなく心でいう。 7.おつとめ 一、開経偈(かいきょうげ) 一返唱えます。二、般若心経(はんにゃしんぎょう) 一巻唱えます。三、各札所のご本尊真言(ごほんぞんしんごん) 各札所の本尊真言を三返唱えます。四、光明真言(こうみょうしんごん) 三辺唱えます。 おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばり たや うん五、大師ご宝号(ごほうごう) 三返唱えます。大師堂では七返唱えます。 南無大師遍昭金剛(なむだいしへんじょうこんごう)六、回向文(えこうもん) 一返唱えます。 願わくは この功徳をもって あまねく一切に及ぼし 我らと衆生と 皆ともに仏道を成ぜん 8.納経(のうきょう) 参拝の証しとして納経帳に墨書と朱印をもらう。 9.山門で一礼 「ありがとうございます」と述べて、合掌一礼する。 ※読経(どきょう)には決まった型はないが、一般には本堂と大師堂で一~七を唱える。覚えていても経本を見ながら読むのが作法。