◆伝統的なお遍路姿 ・菅笠(すげがさ)または網代笠(あじろがさ) 棺の蓋を象徴すると言われる。日除け、雨除けとしての目的もある。梵字を書いた方を前にしてかぶる。お堂や僧の前で取らなくてもよいが、靴を脱いで入室するような場所では脱ぐ。 ・輪袈裟(わげさ) お坊さんの法衣を簡素化したものであり、礼拝の正 装とされる。白衣の上から首にかける。トイレなど 不浄の場では外すこと。 ・金剛杖(こんごうづえ) 弘法大師の化身とされるもので、お遍路には絶対欠 かせない。橋の上ではつかないのがお遍路のルール。 宿では杖の先を洗い、拭いてから所定の場所に置い て合掌する。 ・山谷袋(さんやぶくろ)または頭陀袋(ずたぶくろ) 納経帳、納札、数珠、経本、ロウソク、線香などといっ た巡拝用品を入れて肩から斜めにかける袋。 ・白衣(びゃくえ) お遍路さんの伝統的な服装、死装束であり、再生も 象徴するとされる。袖付きを白衣、袖なしを笈摺(お いずる)といい、どちらも背中には「南無大師遍照 金剛同行二人」の文字が記される。 ・手甲(てっこう)脚絆(きゃはん) 腕先や脚をおおう道具。体温調節や日焼け、虫除け などにも有効なので、歩き遍路には最適。 ・地下足袋 ◆伝統的なお遍路姿 ・菅笠(すげがさ)または網代笠(あじろがさ) 棺の蓋を象徴すると言われる。日除け、雨除けとしての目的もある。梵字を書いた方を前にしてかぶる。お堂や僧の前で取らなくてもよいが、靴を脱いで入室するような場所では脱ぐ。