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第81番札所

おがわらじぞうどう

小川原地蔵堂

●住所:長崎県五島市岐宿町小川原 西福寺内
●本尊 11面観世音菩薩
●真言
 おん まか きゃろにきゃ そわか

◆トイレ/無、駐車場/5~6台 ◆場所
岐宿から三井楽方面に向かうと、五島南高校を越えて川原橋を渡る手前 の左手の脇道に入る。道なりに行くと小川原のバス停があり、そこにある 右手の脇道に入ると左手に札所がある。
◆行事:お大師様(旧)3月21日お接待あり
地区の婦人会が当番で月1回掃除をしています。旧3月21日のお大師さんの日には地蔵堂でお接待をしています。地区を2つに分けて今年はこちらの組、来年はあちらの組というふうにしています。若いお嫁さんもお接待の仕事をしています。他の地区から結婚して来ても、この地区に入れば上の人に倣って世話をするようになります。
西福寺の方は寺で料理ができるようになっているので赤飯、煮しめなどは寺で作ります。他の地区からもたくさんのお参り客が来るそうです。

◆名所・旧跡
*地蔵堂なのに本尊は十一面観世音菩薩である

*「手拳仏(てこぶしぼとけ)」
右手の仏。兵在形(ひょうじゃがた)の村田地蔵には首地蔵が祀られているが関連は不明。

*白岩山(しらいわざん)
標高417m、頂上付近に白く見える大きな岩がある。これが白岩さん。小川原地区の守護神として尊敬されているという。

*すぐ側に小さな地蔵堂がある
ここでは料理ができないので当番の家で料理を作ってお接待をする。

*踊り神の祠について(お堂の中にある説明文より)
祭神(乳飲児を背負った婦人 踊っている姿の婦人) 一対同一人 別名子持観音とも称されている 二つには宝暦五年(1755年)郷土史社寺一覧によれば西福寺(本尊十一面観世音菩薩)川原郷民により豊作の祈願寺として建立されており、五島藩より五石三斗一升の禄高を与えられている。それにもかかわらず白穂による不作が続いて年貢米にも事欠き困難を極めていた折、乳飲児を背負うた一貴婦人川原に来りて折しも郷中田植えの最中の時季で皆さまつかれをいやしてくださいと畦道で踊りを踊ってみせた。これを見た人達はその見事さに日頃のつかれも忘れ、それに不思議なことにその日植えた田圃には一本の白穂もなかったとか。
郷民はこの女(ひと)は産土神の使いではとその女(ひと)から踊りを習い、川原地芝居が始まったものであるといわれ。後世の右記の人々(32名の名前あり)がその婦人を踊り神として祠を建立したものと推察するものです。平成十九年旧四月八日 佐々野多郎右衛門記之

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